仙台奥羽ロータリークラブに、これまでにない新しさを追求する仲間が集まりました。

これまでのロータリークラブという世界的知名度を身にまといながらも、既存の枠組みにとらわれずに本質的な奉仕活動をする志の仲間たちの一面を紹介します。

決断を形にする本質的な奉仕活動集団

活動9.9割 会食0.1割という異質さ

ロータリークラブの不要な慣習を排除

ロータリークラブを「シティホテルに集まって会食をしている」「実態がわからない」というように感じている人も多いのではないでしょうか。

会食で交流を深めて楽しむのもクラブの魅力の一つかもしれませんし、これがロータリークラブの実態を謎にしていた部分はあるのかもしれません。

当クラブは事業や例会などの活動9.9割 会食0.1割です。

どのような形のクラブがいいのか比べようもありませんが、私たちはこのスタイルで社会に変化を生み出すことを基本としています。

これまでのロータリークラブにはない 攻めの奉仕活動

必要な場や人へ積極・能動的に支援をお届けできるのが当クラブの最大の魅力です。

ひとたびクラブの取り組みとして考案された活動についてはロータリー財団に補助金を申請するなどして大きな予算が組まれ、一つ一つが動き出します。

こうしてみんなの志が一つになって社会の仕組みや形が変わっていく過程を目の当たりにしていると、職場とはまた違った充実で満たされていく実感が持てるのでふしぎなものです。

コロナ禍でマスクを医療従事者に届けるプロジェクトでは1日もせずに1億円を超える支援が集まったとか。

集団ワクチン接種イメージ

お金がどう使われていくのか、その使い方がどういった影響を生み出すのかを考えて使う人が増えている時流になっているのでしょう。

当クラブのメンバーもこのような考え方や時流と同じで、社会貢献になるとして確信をもって決定した取り組みについては積極・能動的に支援を届けつつ、募った支援金がどのように活用されていくのかを育みながら見守って行きます

言ってみればこれまでのロータリークラブにはない「攻め」の奉仕活動ではあるのですが、言葉の持つ印象とは裏腹に「とても深い内的な充実感」を感じるようになるのです。

職業を通しての社会奉仕 と ダイレクトな社会奉仕

仙台奥羽ロータリークラブ第一弾奉仕活動

仙台奥羽ロータリークラブの第一弾の取り組みは「ワクチン団体接種」でした。

一刻も早い感染症の終息化が望まれる中、宗像靖彦会長が医師として日頃からワクチン接種の経験値が高かったこともあってスタートした経緯があります。

これは地域貢献のほんの一例にすぎず、医師のような高度な資格を持っていなければ活動できないわけでもありません。

会員のほとんどは非医療従事者ですが、医療従事者でなくても参加できるワクチン接種の奉仕活動に参加しています。

当クラブではこのように「職業で得たスキルや経験値を通して奉仕活動をすること」を大切にしていました。

この職業奉仕の考え方は近江商人の三方よしの考え方:「サービスの担い手も受け手も、そして地域社会もよりよくなっていく商売は理想的だ」といった哲学にとても似ています。

第一弾の取り組みであるワクチンの団体接種の奉仕事業もまさに三方よしの取り組みと言えましょう。

職業上のスキルや知識はお金をいただいて成り立つプロの領域、会員それぞれの力が結束すれば、それは地域社会を変えるほどの力になります。

職業奉仕

この意味で、当クラブは職業で得たスキルや経験値で行う奉仕を究極のSDG(sustainable  development goal 持続可能な発展目標)の一つと考えるようになりました。

一方で、災害が起きるのが珍しいことでもなくなっている昨今、一刻も早い対応が必要な場に迅速に支援をお届けします。

これは職業奉仕の理念で集まった会員だからこそなせる奉仕活動でしょうか。

同じ志の仲間が、職場と家の行き来の毎日を変えていく

はじまったばかりのロータリークラブですので、慣れないこともあれば勝手が分からないこともあります。

お互いが面識なくこうした形でない限り決して出会わなかった者同士ですが、お互いにフォローし合っていつの間にかいい形ができあがっています。そんな風通しの良い気持ちの良い仲間が集まりました。

地域貢献という同じ方向を向いて取り組み、あたらしいモノを生み出す場は、家や職場以外のサードプレイスへと変わっていきます。

仲間の存在が「職場と家の行き来の繰り返し」などといったよくありがちな大人の毎日を変えていくのかもしれません。

形式にこだわらない本質的な参加意識

オンラインミーティング

当クラブでは例会などへの参加について、現地集合とオンライン参加とのいずれも歓迎しています

お子さんのお迎えや家事などがある女性や会社員の方にとって、現地集合が距離的にも時間的にも無理が生じる場合もあると思います。

ご自宅からスマホでミーティングに参加いただいたり、もし許されるならば職場からご参加いただいても構いません。

当クラブが必要としているのは、形式にこだわり過ぎない「本質的な意味での参加」です。

スマホによるオンラインミーティング

コロナ禍終息後も気兼ねなくオンラインでご参加いただけます。

できるタイミングで参加し、それぞれの会員の日常を優先してもらう、参加ではアイデアを出す、といったように会員一人一人の時間の流れに委ねているのです。

>>入会について知る

ロータリーのこれまでとこれから

フィリピンのポリオワクチン接種

ロータリーは1905年アメリカの弁護士ポールハリスによって設立され、日本では1920年東京で国内初のロータリークラブが発足されました。

1979年フィリピンで行われたポリオ予防接種プロジェクトは世界的な根絶へと導いたと言われ、その後今では120万人を超える会員が地域で地に足付けて活動するに至ります。

世界平和

ロータリーの基本理念は多様性・公平・支え合いであり、年齢性別・人種・宗教・文化・婚姻状況・言語・価値観をはじめとしたあらゆる壁や違いを超え、ともに成長・自己研磨していける場です。

すべての人がロータリーという場・機会に同じようにつながり、私たちがこれからも奉仕を通して活躍できるように運営が考え抜かれているのです。

更新日:

執筆者:@sorc

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