ロータリーでは平和の推進・疫病の撲滅・衛生・母子の健康などさまざまな取り組みが世界の各地で行われています。
当クラブではこの中で最も重視する取り組みとして「自然環境保護・第一次産業育成・教育」の3つを柱としました。
取り組みの主軸となる3つの柱
自然環境保護
2011年3月11日、東北大震災の津波によって宮城県や岩手県の一部の沿岸は壊滅的な被害を受けました。
海岸に生息していた樹木は、砂や塩分の飛散防止・風や高潮の防止など、多様な働きを持っていましたが、2021年現在その再生はまだまだ途上にあります。
当クラブではこの海岸林の再生にフォーカスして支援を行っていく予定です。
また、土砂災害を防ぐなどの目的で里山における植林を行うことも予定しており、次世代が安心して過ごせる快適環境を育んでいこうとしていました。
数年の間で激化した酷暑は決して看過できるものではなくなっています。
地球温暖化の原因と考えられている”森林の減少や化石燃料の使用による温室効果ガス増加の課題”は、公的機関主導で行っていてはもはや手遅れになっていることが多く、他人に寄せて動くよりも一人一人の小さなアクションが必要な時代です。
例えば再生エネルギーだけで電力を供給する住宅地域のテストモデルを作る試みは、環境保護に興味関心理解のある地域住民のゆるやかで良質な関係を形成できるでしょう。
そこからエネルギー削減についての情報を発信し、動かしようのない実績や既成事実を積み上げることができたら、意義がありそうだったとしても「前例がない」という理由だけで動かない公的部門に働きかける大きなきっかけになるのではないでしょうか。
私たちは地球から多くの恩恵を受けていますが、地球に対して恩返しするどころか、むしろ自然環境破壊や生命を育む地球環境の崩壊が進むばかりです。
ほかマイクロプラスチックによる海洋汚染・大気汚染などへの対策自然環境保護に取り組み、手遅れになる前に具体的なプラットフォームを提供していきます。
第一次産業育成
東北のブランド米が続出しており、国内中の熱烈な注目を集めるようになっていますよね。
こうしたブランド米のような産業が世にはばたくまで支援に携わることができたら、クラブ会員も楽しみに見守りたい気持ちが沸き、支援活動の継続性に直結していくものです。
こうした例はほんの一例に過ぎませんが、経済的広がりを生む源である第一次産業の支援は有意義です。
第一次産業育成として、”人口の高齢化などによる荒廃農地”の活用事業や、次世代の農業就労推進に向けた農器具等の補
当クラブではこの経済的広がりが夢想に終わらないよう、皆でアイデアを出し合って地域の第一地産業のアプローチを考えています。
教育
教育に関する取り組みとしては、当クラブ会員の職業上のスキルや経験値に基づき、近隣の小中学校などに出張講座に向かうことを予定しています。
大人ならば皆、学校で履修する内容も大切だと知っていますが、それよりも現在は「激変の中で生きていく力」の重要さをより実感しています。
当クラブでは、クラブ員の経験にもとづいた実質的な話を、「いつか生きていく力のヒントとなり得るような話」として伝えていけたらと思っています。
こうした機会をきかっけに、苦手だった科目への視点が変わることもあるでしょう。
学校の授業では聞かないであろう、医療、
3つの柱に共通するのは「育んだ先の広がり」
私たちが社会奉仕するにあたり、先々に広がり・希望・未来の楽しみがイメージできるような取り組みを自分たちで選ぶというのは、活動の継続性に直結するところでもあるのです。
もちろんそれらは一つの例やアイデアに過ぎません。
活動エリアとしては、第一に当クラブの活動拠点である奥羽地方(東北地方)を対象としていますが、世界各地のロータリークラブと協調することで世界規模で広がる活動も視野に入れています。
1つ1つの取り組みを種として育て、地域にしっかり根をはり、枝葉を育くむ幹を活動を通して太らせ、やがて実を結ぶよう取り組みを充実させています。